ヘルスケア産業について
皆さんはヘルスケア産業というものをご存知でしょうか。私自身医療関係に勤めていながらも、恥ずかしながら詳しい内容までは知りませんでした。
最近ちょくちょく耳にするヘルスケア産業が気になり、大阪で開かれたセミナーへ休日を使って参加してきました。今回は、そこで感じた点とヘルスケア産業について備忘録がてら書き残します。
ヘルスケア産業の情勢
政府はヘルスケア産業の定義を、「健康保持・増進に働きかけるもの」「患者・要支援・要介護者の生活を支援するもの」と定めているようです。
ヘルスケア産業は徐々にその規模を拡大していき、2025年には33兆円を達する市場規模が見込まれているほどです。
さらに、ヘルスケアとはあまり関連しない企業もヘルスケア市場に注目し、ヘルスケアビジネスを展開したりコラボしたりすることで、次々に新しいヘルスケアビジネスも生まれています。
ITの成長と共に、ヘルスケア産業も著しい成長をみせていますよね。おそらく医療技術の発展によって人々の健康意識が高まったのが要因なのかと個人的に考えています。
健康ブームをはじめ、高齢者の増加、平均寿命など医療によって一人ひとりのライフスタイルが大きく変わりました。医療・福祉サービスの整備も徐々に広がっていて、生活を支援する制度も増えています。
ところが、ヘルスケア産業も課題が山積みだそうです。
懸念されている問題としては、高齢者が増え続けることによる労働者の減少、それによる経済が停滞する点。社会保障費も増え続け、介護給付費は2025年までに20兆円まで増える見通しです。
国の集めた大事なお金を医療に使ってくれるのはとてもありがたいことですが、ほかの施策に問題がでないか心配でもあります。まだまだ増税しようという動きがあるかもしれないです。
大阪の貸会議室で行われました
セミナーは、大阪駅から徒歩3分ほどの貸会議室が会場でした。
学校の教室でみられる椅子やテーブルが設置されていて、広さはだいたい30名から40名が収まるほどです。
私を含めセミナーを受講された人は、全員プロジェクターに映し出された映像と配布資料をみながら、ヘルスケア産業のビジネスプランについて講師のお話を真剣に聞いていました。
ヘルスケア産業では、とりわけ女性向けのビジネスが今後のトレンドになると予想されていて、今後女子を対象にしたマーケティングに注目が集まるかもしれません。
セミナーが終わった後、どっと疲れがおしよせましたが、集中できる良い環境でしたし、自己啓発としてちょうどよかったです。