目覚まし時計

生活リズムが崩れがちな職業です

医療関係者は健康第一

医師・看護師など医療関係者は健康を第一に考えなければいけません。
患者さんの健康を考えて、ともにサポートしていく立場です。

そんな立場の医療関係者が、自らの健康を害すようなことをしてはいけません。
体調管理、とても大切です。

タバコは、別に個人の自由だと思っています。
健康を害すものではありますが、これこそ個人が決めることでしょう。
そこをとやかく言う気はありません。

でも、実際に現場で働き始めると、生活リズムがかなり崩れます。
夜勤もありますし、夜勤明けなのに緊急でやらなければいけない業務がありそのまま24時間勤務なんてこともあるでしょう。

小さな診療所やクリニックへ行けば問題ないのかもしれませんが、医療業界は「残業当たり前」です。
体調が崩れないよう、しっかり管理をした方が身のためです。

逆に、研究職とかって生活リズムしっかりしてそうですよね。
研究職への転職はテンプR&D

生活リズムを整える

人は素晴らしいですよ。
一度徹夜をしたからと言っても、しっかり食事をとり、睡眠をとり、体を動かしていればいずれは元に戻るのですから。

私は食事と睡眠はしっかりできている自信があるので、運動に気を使うようにしています。
週に1度は同僚と一緒にジムへ通っています。

年齢と共に体力は衰えますし、ちょっとくらい鍛えておかないと、「頼れる職員」というポジションがあやうくなりますからね。
体力作りと、健康促進をかねて運動するようにしています。

たまには朝早く起きてジョギングでもいきたいと思っているのですが、朝はどうしてもギリギリまで眠りたいと思ってしまいます。
そんなことを言っているうちに取り返しがつかない年齢になってしまうので、そろそろ本気でしっかり運動をする習慣を取り入れていきたいです。

職場

職場の雰囲気は何より大事です

職場での人間関係

こんなショップの話を聞いたことがあります。
ブランド服を売っているショップでのお話。

ある女性客が男性と共にそこへ買い物へ行ったそうです。
最初は、ショップ店員も何も言ってこず、途中で「これは新作ですよ」と勧めてくれたそうです。

軽く会釈をして立ち去ったところ、「無視(笑)!」と大声で言われたそうです。
他のお客様も振り返るほどの声量だったそうです。

これぞ「感じが悪い接客」「ありえない対応」の代表的なケース。
そんなショップ店員が部下にいたら、私ならクビにしていますね。

これは個人の性格の問題かもしれませんが、接客にも向き不向きがあります。
思っていることがついつい声に出てしまう、仕方がない性格ですが治す余地はあります。

もしこんな、態度の悪い、性格の悪い医師や看護師がいたら皆さんはどうしますか?
実際に、態度の悪い職員、患者さんには表だって良い顔をしているけど裏では腹黒い職員、たくさんいますよ。

一人いれば職場の雰囲気は最悪

病院側の採用担当者は大変です。
もしそんな性格の悪い職員が一人でもいたら、職場の雰囲気は最悪な状態になりますからね。

人間関係に嫌気がさして他の職員が辞めてしまうと本末転倒です。
だからこそ、医療従事者不足な世の中で更に不足が続いています。

私たち医療従事者は、就職先・転職先を選ぶ立場にいますが、もし職場の雰囲気が悪い病院へ就職してしまうと、後々面倒くさいことになるでしょう。

就職先を選ぶときは、しっかり職場の雰囲気を確かめるに越したことはありません。
職場の雰囲気を確かめる一番手っ取り早い方法は、患者として病院へ行くという方法です。

医者の不摂生ではありませんが、医療従事者は普段病院に行く機会が少ないものです。
勤務先以外の病院に行くと様々な発見がありますし、思いがけず病気が見つかることもあります。

私の知人の看護師は、就職希望の美容整形外科に偵察に行き、実は眼瞼下垂という瞼の病気だったことが発覚しました。
眼瞼下垂とは、こんな病気です。自覚症状の無い方が多い病気ですね。

偵察なので相談だけのつもりだったそうですが、結局保険適応で手術を受けたそうです。

さて偵察に行って何をするかですが、態度の悪い職員はいないか?先生の診察の様子は適切か?
こっそり見るのも良いですし、じっくり見るのも良いですよ。
責任を持ってやり遂げなければいけないお仕事ですから、態度を表に出しているような人間がいる病院へは就職しないようにしたいですね。

知人の看護師は、手術の対応がよかったので就職まで決めたそうです。
すでに先生や看護師と顔見知りなので、就職後がスムーズだったそうですよ。

薬

間違えやすい類似薬品

薬って何通りあるの?

そもそも薬とは何なのか、ご存知でしょうか。
もちろん知っていますよね。
「病気を治してくれるもの」です。

そう答えた方は大間違い。
薬剤師さんにはなれませんね。

薬とは、人がケガや病気をしたときに治そうとする「自然治癒力」をサポートする存在です。
薬は病気の治療、予防を目的とするものが多く、自分にあったものを飲まなければいけません。

自然治癒力を高め治してくれる存在である薬は、ほぼ作られたものではなくとも自然の植物で得ることができます。
それが、オーガニックや天然素材といわれるサプリメント。
サプリメントは、薬と似たような効果があり、健康維持のために活用されています。

目的はどちらも同じ、「自然治癒力をサポートする」という目的で使用します。
薬を飲めば何でも治るわけではありません。

医師は、患者さんに合う薬を見つけ、処方します。
だからこそ、医師と患者さんは信頼しあい、どんな薬が良いかをしっかり話合わなければいけないのです。

では、皆さんはどんな薬が何通りあるのか、ご存知でしょうか。
薬には様々な種類があり、それこそ名前をすべて把握することができない以上の種類があります。

薬剤師は頭が良い、大学の薬学部が頭が良い、と言われるのは、並外れた理解力と記憶力が必要だからです。
時として、医者よりも薬剤師の方が覚えなければいけない知識が多いときもあります。

そこで問題に上がってくるのは、「類似薬品」です。
名前と効果が似ていて、間違えてしまいそうな薬品ですが、類似薬品は私たちの身の回りにもたくさんあります。

ジェネリック薬品が増えてきましたよね。
ジェネリック薬品は、正式な薬品の名前と似せてあるので余計に間違いやすいですが、この違いは「類似薬品」とは言いません。

似ていても効果は違う

類似薬品は似ていますが、効果や人体に与える影響は異なります。
石川県では、高血圧剤を投与するはずの女性に糖尿病薬を使い、女性が死亡してしまうという事件があります。

訴訟内容によれば、女性は診察を受けていた病院から処方されるはずの「アルマール」ではなく、名前が似ている「アマリール」を処方されて、服用しました。
主治医が処方箋の薬剤名の記載をを誤ってしまってたことが原因です。

女性は服用後低血糖状態で意識不明となり、その状態のまま3年半後に亡くなりました。
実に3年半もの間、寝たきりの生活をとなり亡くなってしまった女性患者の慰謝料と入院費用などについて遺族は病院側に支払いを求めています。

類似薬品については、看護師等の医療スタッフも医療安全の分野で学びます。
薬剤師の中では周知される分野です。
その種類はかなり多く、内服薬、注射薬において、かなり間違えやすい名前ばかりです。

類似薬品の実例

今回の「アルマール」と「アマリール」を見てわかるように、名前が似ている薬品はたくさんあります。
「タキソール」と「タキソテール」や「メイロン」「メチロン」「メナミン」など。
他にも、「ソリタ」「ソリタックス」や「ベネシット」「ベリシット」など。

薬品会社が類似しないよう登録前に審査を行っています。
それでも、あまりにも種類が多すぎて把握しきれていない部分があるのです。

今回の事件は「医師の記載ミス」でしたが、確認を怠っていた、もしくは確認してもなお間違っていた、看護師と薬剤師も反省すべき事件ですね。
看護師も薬剤師も、しっかり知識を持ち、事故を防止できるよう努めるべきだと思います。
知識はあればあるほど、得をしますよ。

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